転写捺染法(ペーパー捺染)とは
GP&Pが開発した新染色技術「転写捺染法」は、捺染用紙 GP PAPER と捺染用インク GP LIQUID の組合せにより、
- 生地への前処理が不要
- デジタルプリントへの安価な移行が可能
- ダイレクト捺染に比べ、インク・糊剤の使用量が少なく、染色廃水が少ない
等、既存の捺染と比較してさまざまなアドバンテージのある、安価で環境に優しいデジタルプリントソリューションです。

転写捺染法(ペーパー捺染)の加工プロセス
加工プロセス <スライド>
- PRINT インクジェットプリンターで絵柄をGP PAPERに出力
- TRANSFER 絵柄印刷面と生地表面を熱圧着(ロールtoロール、平板プレスの両方に対応)
― 分散はここまでで完成、以下は反応の加工プロセス ― - STEAMING 生地とGP PAPERを貼りあわせたまま、従来工程同様にスチーミング
- DETACH スチーミング後に、生地からGP PAPERを剥離
- SOAPING 従来工程同様に生地を水洗し、仕上げ工程を経て完成
加工プロセス <YouTube>
こちらの動画では、反応タイプの加工プロセスを紹介しています。
なぜ生地前処理が不要?
捺染用紙GP PAPERには、反応性染料・分散染料それぞれに対応した特殊配合のペーストを塗工してあります。
前処理剤の役目をGP PAPERが果たすため、染色工程で苦労する前処理加工から解放されます!
汎用大判インクジェット機のメリットは?
「転写捺染法(ペーパー捺染)」は、汎用大判インクジェット機に対応しております。
デジタルプリントへの移行時に、高価なダイレクト捺染用インクジェット機の導入が不要なため、イニシャルコストを抑えることができます。
「転写捺染法(ペーパー捺染)」は、GP LIQUIDとGP PAPERの組合せにより、ランニングコストも安くなります。
環境負荷の少ない染色の実現!
染色をもっと簡単に! 染色をもっとエコに! GP&Pはこの課題に正面から向き合い「転写捺染法(ペーパー捺染)」を生み出しました。
インク・糊の使用量を大幅に削減し、出力時の余剰インクがGP PAPER上に残るため、水洗水と廃水の削減にも成功した環境負荷の少ない画期的なプロセスです。
ペーパー捺染法による特殊プリント

皮革プリント
これまでにない皮革へのテクスチャーデザインを創造します。
両面プリント
「転写捺染法(ペーパー捺染)」は表面染色が特徴です。ダイレクトプリントと異なり、生地の裏面にインクが浸透しないため、両面プリントが可能です。
ナイロンプリント
「転写捺染法(ペーパー捺染)」は、ナイロンにも高い堅牢度で染色します。スクリーンやカッティングシートによるプリントでなく、ロールtoロールでプリントします。
保有特許
- 特許第4058470号 「反応染料による天然繊維材料の乾式転写捺染法」
- 特許第4778124号 「繊維材料又は皮革材料のペーパー捺染法」
- 特許第6465325号 「転写捺染法」
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